【読書日記】向田邦子 思い出トランプ

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向田邦子さんといえば昭和を代表する
ドラマの脚本家のイメージが強いかな。
「時間ですよ」、「寺内貫太郎一家」とか。
TVドラマは見たことがないだけど
読書好きの母が向田邦子さんの本を読んでいて
中学生か高校生の頃読んだ記憶があります。

だいぶ前に本屋さんで
「向田邦子フェア」をやっていて
なつかしいなーと思って手に取りました。
そのままつんどくになってましたが
最近犯罪小説ばかり読んでいて
ちょっと食傷気味だったので
気分を変えるために読みました。

浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。
おきゃんで、かわうそのような残忍さを持つ人妻。
毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。
やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など――
日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、
狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさとして捉えた13編。


気分を変えるために読んだんだけど
思い出すと小さな棘が刺さるような
過去の後ろめたいことが思い出されて
読んだ後、いやーな気持ちに(笑)



次は、読了爽やかなエッセイにしよう。



残すところ今年もあと1ヶ月。
オリンピックがあったのが遠い昔のよう。
我慢の年でしたが、このまま感染が落ち着くといいな。

お読みくださり、ありがとうございました!

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